1月18日  中央ふれあい館

中村 勇 会員

自律神経失調症という言葉よく耳にすると思います。自律神経がストレスによって正常に機能しないことによって起こる症状です。神経には中枢神経(脳と脊髄)と末梢神経に分けられ、更に体性神経と自分の意志とは無関係に身体機能を調節する自律神経に分けられます。夏の暑い日に団扇で扇ぐのは体性神経。自然と汗をかくのが自律神経となりましょう。そこで、聴講者には「自律神経って何」?ということから話を始めました。

交感神経と副交感神経を挙げ、ストレスなどに大きく作用されるのが交感神経。目はギラギラと輝き、血管は収縮、心拍数が上がり、血圧も上昇。これは体が緊張、闘争モード。

一方副交感神経が優位な状態は体が休息、心が穏やかな状態です。これらを考えると、私たちは副交感神経を優位な状態になることだけを意識すれが良いと思われがちですが、必ずしもそうとは言えないのです。

この状態が続くと人間やる気がなくなってしまい、体が思うように動いてくれなくなってしまう。肝心なのは両者のバランスです。自律神経を整え健康的な生活を送るには?ということで、朝起きてから寝るまでの一日の過ごし方を順を追って話しました。

朝の太陽と朝食、昼間は活動的で活発な生活をすることで、セロトニンなどの心を穏やかにしてくれるホルモン。夕方から夜にかけて質の良い睡眠を促してくれるメラトニンというホルモンが分泌され、結果成長ホルモンが多く分泌され、ダメージを受けた我々の体を修復してくれる。このような生活を送る中に、本日のテーマ「食って・寝て・遊ぶ(やっていて楽しい運動等)」が入っているのだと、例を挙げて話を締めました。