1月18日 中央ふれあい館
田村欣也 会員
コロナ禍が収まる気配を見せていない中ですから「身体の調子がおかしかったら、とにかく医者に診てもらうことです」から話し始めました。
9万人いる百寿者は朝を大事にしています。同じ時刻に起き、まず一杯の水を飲み朝食をとることで規則正しい生活が始まります。低栄養は万病のもとですから、しっかり栄養を取って下さい。元気な百寿者は97%が三食きちんと食べています。
10分の歩きでも結構ですから、運動を続けてください。できれば、歩幅を広くやや早めに歩くのが良いのですが、転んでけがをしてはいけませんので無理をしないでください。
人付き合いも大事です。運動をすることにもつながります。また、よく笑う人は免疫力が高く、人の寿命は友人の数で決まるとも言われています。お笑いの「吉本」で多い忘れ物「杖」だということです。体調が良くなって忘れてしまうのだそうです。
喉の渇きは最も鈍感ですから、早めに水を飲む習慣をつけて下さい。睡眠中にも水分は失われていますので朝は一番血液が濃くなっています。「早めに、こまめに、一回一口」です。
睡眠は疲労を取る唯一の手段です。良い睡眠が健康の元です。7時間は寝ましょう。寝ている間にアルツハイマー病の原因であるアミロイドβが排泄されます。良く眠るためには、適切な運動の他に、胃や腸などの深部体温を下げてから床に就くのが良いと言われています。そのためには夕方運動をしたり、寝る2時間ほど前にぬるめのお風呂に入ると、深部体温がいったん上がるものの時間がたつと前より下がってきます。その頃床に就くと良く眠れるということです。床の中では“今日の反省”や“明日の事“など考えず、ぐっすりとお休みになって下さい。