3月14日 戸塚西公民館

山下邦代 会員

骨活について、骨は体をささえ、内臓や脳を保護するという役割があります。さらに、骨髄の中の造血細胞から血液が作られます。加えて、骨はカルシウム貯蔵庫の役割をしています。骨の新陳代謝は約三年のサイクルです。骨を壊す細胞と骨をつくる細胞が働き骨は生まれかわります。しかし、加齢やホルモンの影響で骨の生まれる速度が遅くなると、骨密度が低下し、骨粗鬆症へと進む場合があります。かかと落とし等骨に衝撃を加える運動は、骨の新陳代謝を促します。上半身の骨に刺激を与えることも大切です。実際に10回の手たたきを体験してもらいました。これは諏訪中央病院の鎌田先生考案の手たたきです。

筋活について、骨格筋は姿勢を保ち、身体を動かしている筋肉です。骨格筋には、持久力の遅筋(赤い筋肉)、瞬発力の速筋(白い筋肉)があります。運動には、遅筋を鍛える有酸素運動と速筋を鍛える筋トレが必要です。これから運動するかたは、有酸素運動として無理のないウォーキングや、負荷の小さい筋トレからはじめることが大切です。簡単ストレッチ、負荷の軽い筋トレの紹介をしました。

腸活について、食物繊維の摂取など皆さんご存知だと思います。さらに、排泄の補助をする腹横筋を動かすことができる運動をご紹介しました。また、尿もれの予防として、骨盤底筋群を鍛える、タオルを使ったお家で簡単にできる姫トレの紹介も致しました。姫トレをご存じない方も多かったようで、たくさんの質問もいただきました。

姫トレの方法ですが、タオルを巻いて輪ゴムで止めたものを椅子の上に置き、おしりで挟むようにして“ぎゅっ”とおしりをすぼめる運動を、食事のたびに行うことで、効果が出ることなどを説明しました。1から10まで数える間、おしりをすぼめます。ぜひお家でも試してみてください。