越谷市新方公民館「いきいき学級」

【快い目覚めから良い睡眠へ】  

12月1日 田村欣也 会員

公民館は素敵な田園風景の中にあり、そのことを讃えることから話を始めました。

最も大事なことは体調がおかしいと思ったら医師に診てもらう事。そして転ばない事です。

長生きの人は同じ時間に起きます。規則正しい生活の始まりです。そして朝食を摂ります。元気な百寿者は三食きちんと食べています。ほとんど朝食をとらない人は3%しかいません。朝お出かけの人は口臭を防ぐためにも朝食を摂りましょう。

適切な運動を続けてください。高齢者ほど身体への適度の刺激が必要です。散歩や体操や家事でも良いのです。でも歩く時はできれば歩幅を広く、少し早歩きの方が良いでしょう。歩くのが苦手の人は自分の体調に合わせてゆっくり歩いて下さい。その場での足踏みや寝ながら手足を動かすのでも良いのです。歩くということは「片足立ちの連続技」ですから、転ばないようにしてください。「つまずいた小石に歳を教えられ」です。

水分の補給も大切です。喉の渇きは人間の感覚の中で最も鈍感です。寝ている間にも呼気や皮膚から水分が出て行っていますから、朝は血液が最も濃くなっているのです。ですから喉が渇いたと感じる前に水を飲んで下さい。「早めに、こまめに、一回一口」です。便秘の改善にも役に立ちます。

睡眠は疲労を取る唯一の手段なのです。睡眠不足は認知症の初期症状の事もありますし、睡眠不足が糖尿病に繋がることもありますから、人にもよりますが、7時間は寝た方が良いと思います。良く眠る工夫をしてください。就寝の2時間ほど前にぬるめのお風呂に入るのも良いそうです。内臓などの深部体温がいったん上がりますが、その後入浴前より下がります。その時床に就くと寝つきやすいのだそうです。