1月16日 戸塚西公民館
山下義尚 会員
皆さんはシナプソロジーという言葉を聞いたことがありますか。シナプソロジーは、神経細胞が情報を伝達する部分シナプスと、何々学を意味するロジーを組み合わせた造語です。脳を活性化するメソッドとして開発されました。
人が五感で得られた情報を、記憶したり、感じたり判断したり、行動を起こすための一連の脳の機能のことを認知機能と呼びます。日常生活に支障をきたすほど認知機能が低下した状態を認知症と呼びます。認知症は病名ではなく、症状のことを指しています。
認知症は大きく2つにわけることができます。一つは神経変性性認知症、もう一つは二次性認知症です。二次性認知症は急に進行しますが、認知症発症の病気を治すことで認知症から回復すことがあります。神経変性性認知症はアルツハイマー病に代表されるように、進行が進むと回復することが難しくなってきます。
アルツハイマー病にかかった方の中に、アルツハイマー型認知症を発症しない方が、見られることがわかってきました。好奇心が旺盛な方、老いても学習を続ける方、新しいことに挑戦している方にその傾向があることもわかってきました。脳神経のつながりが関係しているのではと考えられています。認知予備能として研究が続けられています。認知予備能を活性化するには、脳に新しい刺激を与えることが大切だと考えられています。
これから体験いただくシナプソロジーは脳を混乱させることで、新しい刺激を与えることができる工夫がされています。早速体験してみましょう。
基本動作 ・・・・・・・ 1~15まで数を数えながら足踏みします。
基本指示・・・・・・・ 数を言いながら3つずつ区切って止まります。止まるときは片足立ち。
スパイスアップ1・・・・数を五十音に切り替えて、同様のことを行います。
スパイスアップ2・・・・次に曜日に切り替えて、同様のことを行います。