埼玉県健康管理士会 会員 平方 睦男
西老人会にて「弱体化している免疫力の強化」について健康講演を行いました。
趣旨は人間本来に備わっている免疫力(自己治癒力・・自分の中に百人の医者がいる)を見直しして病院にかかる前に、自分の力で未病を防ぐというものです。
要旨はまず「人間の幸せとは何か」を受講者の問うことから始め、その幸せであることの重要な要素の一つが「健康で長生きすること」とし、その健康を保つ為に未病をも防ぐ免疫力を身につけようと説明しました。
まず常日頃の体調管理が必要であることを説き、健康三要素の「栄養」「運動」「休養」に注力し、それをコントロールする脳を若く保った上で更に人体を細菌等の外敵から守る免疫力が重要であることを図解も入れて説明しました。
次に免疫システムとは自己治癒力をもって、体の健康を維持するシステムのことを言い、実際に活躍する主役は白血球であることを説明しました。
そして白血球の構成要素を大別して「マクロファージ」「顆粒球」「リンパ球」が各々5%、60%、35%の比率で前二者が交感神経、後一者が副交感神経に支配されていることを説明しました。
前者は外敵侵入の都度対応し、後者は一度感染した外敵を記憶し、二度同じ病気にならないように対策することを説明しました。
免疫で最も重要なことは右記三者の比率が維持されることであり、このバランスが崩れることが免疫力を大きく低下させ、ひいてはアレルギー等を引き起こすことを説明しました。
続いて免疫力がアップするライフスタイルとダウンするもの、免疫力がアップする食物について6つの分野において説明し、その後各々に適した食材について述べました。
次に健康三要素に対する司令塔である「脳」を活性化する方法を「健康のカキクケコ」と「健康の一十百千万」のゴロ合わせで述べ、今後を楽しく過ごすには体を健康にし、目標を持って仲間を作って過ごすべきであることを説明しました。また、当たり前になっている物事に対して「感謝する」ことを勧め、そのことが長生きの秘訣であることで締めくくりました。
今回の講演内容はかなり広範囲に及び、大変まとめにくい分野でありましたが、それをできるだけ簡素にまとめることに苦労しました。
そういう説明を他の人にするにはその何倍もの知識が必要であることを改めて感じました。
その為に自分もそれなりの勉強をし、知識が身に付いたことは大きな収穫でありました。
講演後「今日の話は参考になりました」とのお言葉を頂戴しました。このことが私の脳を刺激しまして、私も免疫力強化でき長生きできそうです。皆様も免疫についてのお問い合わせあれば一緒に考えて行きたいと思いますので今後とも健康管理士講師の講演をよろしくお願い致します。