講演者:斉藤 常夫 会員

7月23日(火)に戸塚西公民館にて講演させていただきました。当日は猛暑の中、多数の方にご参加いただきました。まず、熱中症についてご注意いただくために「脱水症状」からお話しいたしました。人の体は体重の60%以上は水分です。そのうち、15%程度が減少すると「脱水症状」となります。特に高齢者が脱水症状になりやすいのは水分貯留量が少ないだけでなく渇きを感じる神経の働きが鈍くなるからです。 脱水状態になると血液がドロドロになって細い血管につまり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こしやすくします。夏は発汗により血管内の水分が減り、血流が低下しつまりやすくなるため、特に水分を補給しなければなりません。1日に必要な水分は2.5ℓですが食事で1.3ℓは摂りますので水分補給は1.2ℓになります。
しかし、熱中症は、こまめに水分補給をすることが大切で特に、発汗により水分と塩分などが失われるので、水だけ補給しても不十分であることと室内温度27~28度にすることが大切です。
次に本日のテーマに入りました。

  1. 心の健康(メンタルヘルス)
    心の健康(メンタルヘルス)とは、心が病んでいないばかりではなく、個人が社会の中で、快適に適応している状態を意味している。また、メンタルヘルスを構成するものとして、意欲、社会、幸福感、自己を知る、自分の役割、自信などがあること。そして、将来の可能性や希望を持ち、自分らしい生き方を目指すこと。次に自立を目指し、充実した生涯を送れるよう努力する事と人格に調和があり、安定性と一貫性があり、人から信頼されることが重要と考えられ健康とは、身体的、精神的ならびに社会的に良好な状態であることなので、この事を十分認識していただくことが大切であることをお伝えしました。
  2. 考え方の重要性
    長い人生を送る上で、大切なことは考え方であります。考え方が人生の根本であるともいえましょう。よく言われるように、プラス思考。ポジティブ思考などが良いといえますが、環境の変化に対応して「柔軟な思考」が一番よいとされていることをよく理解していただきました。

    ストレスの予防と解消法 ストレスは、体にとってなぜ悪いかを、動物実験の事例から説明し、特にストレスによる抵抗力の変化を詳しくお話しして、関心度を高めていただきました。予防については、できるだけ、目標を設定してそれに向かって行動することで、十分可能であること。
  3. ストレスの予防と解消法
    ストレスは、体にとってなぜ悪いかを、動物実験の事例から説明し、特にストレスによる抵抗力の変化を詳しくお話しして、関心度を高めていただきました。予防については、できるだけ目標を設定してそれに向かって行動することで、十分予防できる。解消については、特に「笑い」をお勧めしました。笑いは、やる気の元であり心身に良環境をつくり老化ボケ防止に繋がり人間関係の潤滑油になり血圧調整の役割もありうつの予防薬としてもなど笑う人生を心がけましょうと呼びかけました。
  4. 使わない体が衰退する
    筋力を鍛えて、寝込むことのないように毎日、ストレッチ、ウォーキング、スクワットを習慣化する。
  5. 楽しむ人生は、健康に繋がる
    趣味などの楽しいことに時間を費やすことが健康につながるのです。

大いに楽しんで、100歳までがんばりましょうと呼びかけて締めくくりました。