講演者:斉藤 常夫 会員

上記のテーマで2時間の講演をしました。最近は新聞、テレビ、雑誌などの健康情報はあふれていますが、健康に関する知識が十分あっても、それを自分の生活の中に取り入れて実践しないと、健康維持や病気予防に役立つことはありません。
また有益な健康情報も本当に自分に適したものであるかどうか、つまり、適度な運動、適量の栄養は人によって全て違うということを自覚した上で健康づくりを進めていくことが大切であることを強調しました。

「自分ですすめる健康づくり~自分の考えで生きがいのある人生を~」

  1. 日本は世界一の長寿国になりましたが、高齢化が進む中で、寝たきりや介護状態で長い期間にわたり苦しい生活を余儀なくされている現状にあることはご承知の通りであります。ここで平均寿命、健康寿命、平均余命などを説明し、国も地方自治体も、健康寿命の延伸を目標として努力していることを説明しました。
  2. 健康長寿実現のための重要点、健康の定義をWHOの身体的、精神的、社会的に良好であることを説明し、長い人生の中で健康をこの観点から実現することの重要性を具体的に説明し、理解していただきました。①バランスのとれた栄養 ②適度な運動 ③十分な休養 ④規則正しい生活 ⑤ストレスをためない。⑥笑いのある生活 ⑦人との会話を大切に ⑧趣味、教養、生きがいのある生活 などをできるだけ実例を挙げて説明しました。
  3. ホメオスタシス(生体恒常性)“ストレスは万病のもと”の説明を自律神経、内分泌、免疫のバランスについて、わかりやすく解説しました。笑いが高める免疫力も大学、病院、医師の成功事例を話して関心を持ってもらいました。
  4. ストレスの解消方法 STRESS・スポーツ・旅行・レクレーション・食事・睡眠・笑い・・・記号で覚えていただきたい。その他、音楽、腹式呼吸、瞑想。腹式呼吸は簡単なので、皆さんに一緒にやっていただきました。
  5. 免疫力を高める食生活 ①栄養状態が良い②微量栄養素が「免疫力」を強 化する③植物性食品の中で免疫機能を強化する成分を多く含むものがある。・緑色野菜・きのこ類・玉ねぎ・ニンニクなど
  6. 自己実現を目指す。マズローの欲求階層を説明し、人間には自己を実現させることに喜びを感じるという「成長動機」があることを納得していただき、ぜひ素晴らしい人生を送っていただきたいと申し上げました。そのために、まず、目標の設定⇒行動⇒成果⇒達成感⇒自信と好循環を重ねることができるよう意識して努力していただくことをお願いして講演を終了しました。