講演者:田村欣也 会員

川柳や標語を沢山取り入れた講演にしてみました。前回は自分で川柳を披露しましたが,今回は川柳をしたためた短冊に磁石を付けてボードに張り付け、中身が見えないようにして会場の皆さんに当ててもらう形にしました。結局は私が説明することにはなりましたが、稲田さんのアドバイスが効きました。

 高齢者は50年前に比べて10年若くなりました。サザエさんの父親波平さんはあれでも54歳だったのです。~歳をとり美人薄命ウソと知り~。
よほど自信のある方の川柳でしょうね。上手に生きて100歳まで元気でいるには。

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二つに絞れば、1)歩ける事―良く歩く―転ばない。2)食べられる事―バランスの良い食事―良く噛む。そして、年をとったらBMI 21・5より痩せない方が良い。

 元気で長生きする人は―
1)標語~良く噛んで三食きちんと腹八分~
2)お金に関心を持つ。~まだ生きるつもりで並ぶ宝くじ~。金さん銀さんは出演料を何に使うかと聞かれ“老後の蓄え“と答えています。
3)身だしなみに気を使う。~使うなら病院よりも美容院~。
3)友人の多い人―良く笑い、良くお出かけする。
4)年より扱いに甘えないが、元気さを過信して無理はしない。

◎百寿者は97%が病気を持っているが糖尿病とがんが極めて少ない。好き嫌いがなく、三食食べる。肉もしっかり。痩せも肥満もいない。
 朝起きたら水を飲み、朝日を浴びて、朝食をとる。水は~早めにこまめに一回ひと口~。この標語はしつこく繰り返し、その理由として“不感蒸発”を説明しました。熱中症は5月から注意。朝の光と朝食は体内時計を調整する。朝食は栄養面だけでなく、ホルモン分泌のスイッチを入れる役回りがある。75歳を過ぎたら低栄養に気をつける。1日に1度は肉と果物を食べ、野菜は毎食。良く噛む。義歯を含めて歯が20本以上ある人は認知症や転倒のリスクが少ない。10分休憩。

◎小噺。
~月日のたつのは早いもの~。 運動―歩きは姿勢を良くしてやや早く。親指の付け根に力が入るのが良い。運動は認知症予防にも良いのだが、~足腰を鍛えりゃ徘徊恐れられ~とか。 転倒・骨折防止―筋肉とバランス感覚の衰えはゆっくり。
でも自覚を~つまづいた小石に歳を教えられ~。家の中では“ぬ・か・づけ”に注意。濡れた所や畳で滑らない。階段を踏みはずさない。片付けが大切。
 入浴の注意―42度以下で、10分以内。入る時に家人に告げる~長湯の心配~。冬は脱衣所を暖かく。湯船から上がる時はふちにつかまって、ゆっくり。
川柳~湯加減をしょっちゅう聞くなわしゃ無事だ。
俳句~湯加減を聞く人がいて菊日和~。寒い日は明るい内に。 睡眠―昼間眠くて困らなければ、寝る時間や睡眠時間にあまりこだわらない。加齢で男性は早寝・早起きになる。
川柳