講演者:伊東 弘美 会員  -印象に残った出来事-

 8月19日古唱会にて、初めての講演をさせて頂きました。この日は、暑気払いが催される事もあり、健康管理士会会員を含めて、73名程の人達が集まりました。
 講演内容は、私が介護支援専門員(ケアマネージャー)として働いていた時の、心に残る出来事をお話させて頂きました。
 初めに、ケアマネージャーの仕事と介護サービスの種類をお話ししました。
次に、体験談1)、普通に生活していた人が、骨折をしたことを機に、日常生活が一変してしまった内容。体を動かさない状態が続いたり、意欲・気力低下が見られたり、頑固も度が過ぎると命の危険に繋がることを話しました。

 会場の皆さんに2つの質問をしました。
①、3日以上寝込んだことがある人はどのくらいいるのか?⇒「ない」という声が聞かれた。
②、身近に相談できる人はいるか?⇒「いる」という声が多く聞かれた。

 体験談2)、認知症の妻と長い間介護してきた夫の話。認知症の症状が変化していく過程の中で、夫の心の揺れ、決断の大変さを話しました。皆さんに質問。「長い介護生活に、どういう感想を持ったか?」⇒一人の方は、「長すぎたと思う。」と答えてくれました。

 体験談の〔反省点〕:話を聞いてくれた健康管理士会員から、
・話をもっと膨らませてもよかった。
・質疑応答に対しては、もう少し具体的に質問したほうが良い、とのアドバイスを頂きました。 

 次に川口市の「高齢者の総合相談窓口」を知っていますか?というお話をさせてもらいました。相談窓口を知らない方がいるようでした。地域包括支援センター一覧を配布していましたので、その説明をさせてもらいました。講演が終わった後、介護保険のパンフレット、地域包括支援センターのパンフレットなど(川口市役所の介護保険課、長寿支援課より頂いてきた物)を欲しい方にお渡しました。
 
 全体的な反省点:時間が15分以上余ってしまいました。⇒事前準備が不十分であったに尽きる。最後まで話の展開をどうするかに悩やみ、時間がなくなり、時間配分は二の次にしてしまったのが出てしまいました。次は気をつけます。