講演者 住 修

12月20日(水)川口市中央ふれあい館での講演レポート報告させていただきます。

当日のご参加者は25名、次回講演予定の上原会員に司会進行をいただきました。内容は10月のリリア講演でのテーマ“運動の3大要素”(=有酸素運動・柔軟体操・筋トレ)に加えまして、直近の私の関心事“脳と運動”、“コーディネーション運動”を肉付けしたものになりました。それでは“脳と運動”について申し上げます。

脳も臓器のひとつであり、運動によって血流が良くなり酸素が運ばれることから、やはり脳も活性化するということです。加齢による脳細胞の減少があるとはいえ、運動で脳の血流を良くし、知的作業を併行して実践することは脳の神経回路の発達を促すので、いつまでも脳を若々しく保つ秘訣と言えましょう。また脳内ホルモン“セロトニン”、“ドーパミン”、“成長ホルモン”も運動に関連付けて申し上げました。

“コーディネーション運動”は調整運動ともよばれ力加減、タイミング、距離感などを即時に判断して脳から身体に指示が送られ反応するまでの一連の運動を指します。本日はピンポン玉を使ってのジャグリング(いわゆるお手玉動作)やかごへの投げ入れ、ここでは往年の高校球児である上原会員にスローングの見本をいただき、参加者の皆さんと実技をして楽しみました。ラダーと呼ばれる縄バシゴによる脚の出し入れにもチャレンジしていただきました。

今回は従来のプログラムに新しく学んだことを肉付けしてみましたが、まだまだ自分でも納得できる説明ができなかったこと、また新ネタを盛り込んだことで全体が薄味になったことは否めませんでした。今回の事例を踏まえさらに研鑽してまいります。