講演者;佐々木育代会員

関西地区に比べて関東地区では笑いが健康に良いという認知度が低いようで、当日の参加者は皆さん関西以外の方々でしたので、笑いの原点からお話しさせていただきました。

日本は現在、平均寿命が世界第2位の長寿国ですが健康寿命ではないです。要介護の期間が長いのでゼロに近づけたい、それにはどうしたらよいか?原因を知って予防をしましょう。原因は脳卒中、認知症、老衰、骨折・転倒、心臓病、糖尿病、がんetc.ですが、ほとんどが生活習慣病ということです。

この中で特に私が気になるのは、認知症です。H25年からH28年の3年間で要介護の原因が脳卒中を抜いて1位に逆転しました。

誰もがなり得る、現在のところ絶対的な予防法はないということですが笑いが効果的です。高齢化と共に認知症は益々増加します。認知症予防という意識を強く持っていただくために高齢者施設での認知症の利用者様の体験談をお話ししました。

認知症の予防に笑いが効果的なのですが、他の効果についてもお伝えし、効果を分かっていただいたところで、健康に良いと分かっていても実践、継続することの難しさがあると思いますので、実践、継続するにはどうしたらよいか?具体的にお話ししました。

笑いのツボは皆さん違うので、ご自分に合った笑いに繋がる環境づくりをと参考に私の実践していることで皆様も受け入れやすいものをご紹介し、終わりに笑いに関することわざ、シニア川柳をご紹介して実践、継続の大切さを伝えました。t