講演者;両角佳子会員
今回で転倒予防の講座と運動の今年度の取り組みは終了ということで総まとめの気持ちで臨みました。
運動ではウォーキングには腕を後に振ることが大切だと実感して頂くためにお隣の方の肩甲骨を触らせて貰う方法があります。
住吉さんの時間にそれを取り入れるにはその準備が必要です。
いきなり他人に自分の背中を触られるのはハードルが高いのです。そのため前半に行う私の時間に「今日の講演は二人一組で参加して頂きます」とお知らせして二人ずつ着席願います。配付資料もわざと二人で1枚にし、その資料を見て二人で話し合って下さいと進めます。
3回くらい転倒に関するあるある話を自由に話して頂くとどんどん打ち解けて仲良くされていきます。そうすると後半でお隣の方の肩甲骨もすんなり触れます。いつでも、どんな会場でも使える手法ではありません。会場設営の様子、参加人数、雰囲気は前月に司会に行ったときに確認する必要があります。
たまたま中央ふれあい館入り口で来月、足の血管の講演のチラシを見つけました。
前半を医師が担当し、後半は楽しく食べて血管を守ろうと管理栄養士が担当とのことです。やはり一つのテーマを2人体制で講演をするのがスタンダードのようです。私たちの転倒予防の取り組みも前半に基礎知識、後半に運動というパターンで来年度は骨折予防も加味して進めて参ります。
振り返って反省をしますと、はじめの頃は、あれもこれも伝えなくては転倒を防げないと欲張って沢山お話していました。ところがアンケートをとってみるとまだまだお元気で、半分の内容で良いことが分かりました。またパワーポイントは後半で住吉さんが使われますので私は使わないでお伝えしようと思ったのですが、視覚に訴えるものが必要と感じ、途中からイラストの資料を追加しました。また来年度も試行錯誤を重ねながらより良い講演を目指して参ります。