日時;令和2年12月2日

場所;西公民館

砂糖の魅力は何と言っても甘くて美味しいこと、皆が笑顔になれることです。

でも、摂りすぎは糖尿病など生活習慣病の原因になります。コロナ感染が収まりを見せない今、十分な予防以外に私達にできることは、万一感染した時に重症化させない身体でいることです。糖の過剰摂取による“糖化”を防ぐことが大切です。

糖化とは、血液中の余分な糖(高血糖状態)が、体内のタンパク質と結合して不良タンパク質に変わってしまうことです。こうして出来るのが老化促進物質AGEというものです。血液検査のヘモグロビンA1cの値はAGEの目安になります。

では、具体的に何をすればいいのでしょう。血糖値の急上昇を防ぐには、早食い・大食いをしないこと。低GI値食品を選ぶこと(例えば白米より玄米、うどんより蕎麦)などです。本日の副題のデザートですが(血糖値のことだけを考えるなら、食べない方がいいです)、低GI値の無糖ヨーグルトに低GI値の果物(葡萄より苺、パイナップルよりキウイフルーツ)にオリゴ糖。甘味なら洋菓子より和菓子、こし餡より粒あんを、ほんの一口と緑茶(抹茶がベストですが)を一緒に。

糖化を遅らせるには、食物繊維・ビタミン・ミネラル・ポリフェノールが豊富な食品を一緒に摂取することが大切です。(低GI値食品にはこれらが含まれているものが多いです。)砂糖のGI値は白糖>きび糖>黒糖。

また、食後は30分以内に体を動かすこと、スクワットがおすすめです。理由は、筋肉には糖を取り込む働きがあり、大きな筋肉にはたくさんの糖が取り込まれますので、血糖値を下げることができるのです。体の中で一番大きい筋肉は太ももで次にお尻だからです。健康管理士 講演 お茶で

ホワイトボードに、用意した絵や言葉を張り付け、聴講者のみなさんへの問いかけと反応に答えながら話を進めました。終了後「楽しかったあ!」の声と笑顔をいただき、砂糖のような役目を果たせた気持です。