1月19日 中央ふれあい館

山下義尚 会員

健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間との定義があります。厚生労働省は3年おきに国民生活基礎調査として、健康寿命を調査しています。昨年末2019年度の調査結果として健康寿命の発表がありました。男性72.68年、女性75.38年との結果でした。平均寿命はその年に生まれた0歳児の余命のことを指しますが、この平均寿命と健康寿命の差が介護の期間との位置づけとなっています。

介護になる原因は2019年では、認知症18% 脳卒中16%、高齢による衰弱13% 骨折転倒13% 関節通11%となっており、この運動器の障害である骨折転倒と関節痛を合わせると24%となります。これら運動器の障害が要介護の原因の第1位となっています。この運動器の障害により、移動機能が低下した状態をロコモティブシンドロームと呼びます。(以後ロコモと省略)

フレイルとは、介護になる前の状態を指し、身体的フレイル、精神的フレイル、社会的フレイルの3つに区分されています。この中の身体的フレイルが、ロコモティブシンドロームにあたるといわれています。

ウォーキングや筋トレ、ストレッチなどを生活の中に取り入れることで、ロコモの予防効果があがると、筑波大学の山田先生をはじめ多くの研究者が発表されています。

ロコモのチェックの方法が、日本整形外科学会のホームページに記載されています。(当日は、7つのロコチェックをチェックいただきました。)

自宅でできる椅子に座ったストレッチ、筋トレを紹介します。(参加者のみなさんには体験していただきました。)