5月17日 戸塚西公民館

海老名則子会員

テーマにインパクトを受けた方が多いのでしょう、メモを取りながら熱心にお聞きいただけました。

「年齢に因る物忘れと認知症のちがい」を比較しながら話しました。

認知症は誰もがなっても不思議では無い脳の老化のようです。以前は「痴呆・呆け」と言い2004年に「認知症」という名称になりました。周囲の方はひっそりと隠しているかのように接していました。今後数は増えていくようで3年後には700万人になり高齢者5人に1人の割合。『共生』の社会を作っていくことが大切。

「認知症」の症状は「老人性の鬱病」と類似点が多々有ります、その違いを知ることでその症状に合った治療が見えてきます。先ずは周囲の方が「アレッ‼」と思ったら先ずは「長谷川式認知症スケール」、「高齢者総合機能評価表」を参考にし、見逃されている点、治療方針、副作用の予測、病気の経過の予測などを知ることが大切。最終的に専門医(神経内科、精神科)の受診を勧め、そして地域包括支援センターへの相談。独りで抱え込まないようにしましょう。

認知症にならない為には今までの「経験知」を活かしながら

①食事は十分噛むことが大事、一噛み毎に血液が3.5cc脳へ流れる。

②運動は脳からの指令で手、足を動かします

③人との繋がりも大切、相手を見て判断。

巷で云う赤ワイン、青魚が良いと言われていますがワインを沢山飲んだらアルチュー、否アルツハイマ―の言葉にそっくり。マスコミの言葉に惑わされないようにしましょう。認知症の方に接する際は決して急かさない、叱らない、そして同じ目線で優しく、背後からの声掛けしない、「YES&BUT」がポイントです。