10月5日 西公民館

山下邦代 会員

なぜ、筋活・腸活・骨活なのでしょうか?骨、筋肉、腸の順番でお話しました。骨は、体を支え内臓を保護しています。骨の中の骨髄では血液を作っています。更に体内のカルシウムの99%が骨の中にあります。この骨ですが、実は常に新陳代謝を繰り返しています。古い骨が壊され、新しい骨が作られています。ところが、加齢や、ホルモンの影響で骨吸収と骨形成のバランスが崩れやすくなります。そこで、骨に衝撃をかけ骨形成を促す運動、ウォーキングやかかと落としをご紹介しました。ただし、上半身への衝撃は不十分のため諏訪中央病院名誉院長の鎌田先生考案の“10回手たたき”を続けてご紹介しました。

次に、筋活です。筋肉、特に骨格筋は体を動かすための重要なものです。筋肉は使わないと30才頃から一年で1%づつ減るといわれています。いつまでも、元気に動くためには運動をして筋肉を維持する必要があります。ただ、これから運動する方には負荷の小さい運動をお勧めします。1週間で30分から60分の軽い運動でも効果があります。

腸活については、腹横筋という腹筋群を動かすことで便秘の予防や、大腸癌の予防が期待できます。

また、呼吸も大事です。呼吸筋として横隔膜や肋間筋があります。時々、深呼吸をしてください。片足立ち

大事なことは運動を続けることです。これならできる!という適度な運動を一日のなかで無理なくすると続けやすいです。

今回、ながら運動(例えば洗い物しながらスポンジしぼり)ついで運動(トイレ行くついでにストレッチして歩く等)をご紹介しました。

後半は皆さんに椅子に座ってできるストレッチと負荷の軽い筋トレをして終了しました