10月19日 中央ふれあい館

上原道康 会員

内容①「医学博士凸凹先生も絶賛!A社のひざ痛緩和のサプリBについて、愛用者5000名にアンケート調査。その結果8割の人が満足」。

この情報をどう読むかについて参加者に問いかけるスタイルで話しました。要点は、医学博士凸凹先生は、必ずしも医師でないこと。医師でない者に医学博士という称号を、お金さえ払えば容易にもらえるディプロマミルに注意するよう呼びかけました。

内容②「ウナギと梅干は食べ合わせが悪い」・・・現代では迷信と言い切っても良いですが、昭和35年前後までは正しかったということを説明。併せて、ウナギ屋さんだけの「松竹梅」というメニューについて正論と、ジョーク的な解釈についても聴いてもらいました。

内容③「イチゴは誰が考えても果物です!」参加者の中にはイチゴは野菜、と言う方もいました。野菜という見方と果物という見方、それぞれの立場の違いで異なることを説明。

内容④「ネコは肉より魚が好きです!」この考えも固定観念で、世界中の様々なネコを集めて調べた結果、ネコの好きなのは「羊肉、牛肉、豚肉、鶏肉、魚」の順であることを発表した動物学者の発表について説明しました。

食べ物

さらに、「今の野菜は昔の野菜に比べて大幅に栄養素が減っている」という問題についても解説。ほうれん草以外の各野菜の夫々の栄養素は、減っている野菜もあれば増えている野菜もあることを説明。栄養素が大幅減の野菜はありません。また「牛乳はカルシウムが多い」と誰もが口にしていることについても、どこが間違っているかを説明しました。

聴講者に問いかけながら話を進めるという講演スタイルを今回も取りました。帰り間際にも2つ3つ質問を受けました。演題には興味を持ってもらえたようです。