11月16日 中央ふれあい館
山下義尚 会員
健康の話に耳を傾けますと、運動を取り入れましょうという話を聞きます。特にウォーキングの話はよく出てきます。歩くのに最も重要だと思われる足と靴の話を聞いた、という機会は少ないのではと思い今回この話を取り上げました。
足は体を支える土台となります。足には片足26個の骨があります。足の筋肉がこれらの骨を結び、3つのアーチを作ります。このアーチが足にかかる体重を分散させています。アーチが崩れてくると、扁平足や外販拇指、開帳足などの足のトラブルが発生してきます。アーチが崩れる原因はいろいろあるのですが、加齢に伴う足の筋力低下、自分自身の歩きかた、靴の選び方、履き方の間違いなどがあります。 靴は自分で選び、自分ではきます。正しい知識で靴を選び、正しく履けば、アーチを崩す原因の一つを予防することができます。
みなさんは靴を選ぶとき、どういう基準で選びますか。履きやすい靴、脱ぎやすい靴、こういう基準で選んではいませんか。
靴は歩くため、走るため、運動するために履きます。目的にあった靴を選ぶこれが大切になります。歩くために履く靴は、歩きやすさを基準に選びます。
履きやすい、脱ぎやすい靴は、歩いている際脱げやすい靴でもあります。歩くためには、紐靴やベルクロのある甲をしっかりと横から支えるような靴が理想です。
踵を合わせ、靴ひもをしっかりと結ぶことで、加齢に伴って筋力低下した足の筋肉を靴がサポートしてくれます。靴ひもを緩めに結ぶと足が靴の中で遊びます。これは膝の故障の原因になります。また、幅広の靴を選ばれる方が増ええきましたが、これは開帳足という足の病気のリスクを高めます。
自分にあった靴を選ぶことが大切です。まずは自分の足のサイズを知るところから始めましょう。