11月22日 戸塚西公民館

岡 章次 会員

人は感染症といつの時代も付き合ってきた歴史があります。私の曽祖父の明治の時代にコレラ流行により街中から山村に居を移したことを最初にお話しし、テーマである「免疫のお話」と題してお話しました。

人は生まれながらにして、疫から守る仕組みができていて、その仕組みのことを免疫と言っています。皮膚・鼻・目・口・気管支、そして白血球つまり免疫細胞等の働きをお話しました。加齢と共に免疫の働きは低下していきますが、それをより遅らせることが大切であることを標語「牛のたすき」で説明しました。牛は縁起の良い動物で、ワクチン誕生にも一役かっていますし、会津地方の疫病を追い払った郷土玩具の「赤べこ」伝説など。

:運動する習慣を、

:食事はバランスを考え3食きちんと、腸を元気に、

:のんびり過ごすことも大切、疲労・ストレスを貯めない、

:体温管理が大切、低体温に注意、

:睡眠をしっかりとろう!

:規則正しい生活を。

これから更に寒くなる季節、体温管理と睡眠について詳しくお話しました。

部屋の温度が18℃以下にならないように。寝る時の室温・お布団を温める暖房器具の使い方等もお話しました。電気毛布は寝る前に使って温かくしておいてからスイッチを切って寝ることが大切です。朝まで使うと、寝汗をかいたり、体温調節機能低下にもなりますので要注意です。質の良い睡眠をとることが免疫を下げないためとても大事です。睡眠の質問も多く出て、関心の高さを感じました。

免疫低下によって、これからの季節、風邪にも罹患しやすくなりますから注意されるようお願いしました。

最後に、医学の祖・ヒポクラテスの「われわれの体にはもともと、健康に戻そうとする自然の力があり、医者はそれを助けるのが任務である」と。また、色んな方が言っています「主治医はあなた自身です」、それを申し上げ講演を終えました。