11月22日 戸塚西公民館

中村 勇 会員

先ず聴講者に「あなたにとって健康の条件とはどのようなことを言いますか?」の質問。いくつか例を挙げて頂き、WHOの憲章冒頭、健康の定義をよみあげ、「皆さんは、この健康の定義を読んで尚、いま自分は健康であると胸を張れますか?」と更に問いかけ、無病息災という言葉の一方で一病息災を話しました。

理屈では理解していても「もっと健康になりたい」「もっと元気になりたい」そう思うのが人間の本質かもしれません。そんな中、私たちの心をくすぐるのが、サプリメントをはじめとする健康食品ではないでしょうか?

私たちの食生活は、先ず食物を口の中に入れ、よく噛み唾液と混ぜ合わせることで消化の第一歩が始まります。この作業により顎や喉の筋肉が鍛えられ、これは高齢者にとって誤嚥の予防にもなります。したがってコマーシャルを鵜吞みにせず、その分新鮮な野菜・果物・魚といったものにお金を使うことをお勧めします、と話しました。

では「推奨される健康法は?」となり、それがユネスコ無形文化遺産に登録された、日本食にあることを話し、ただ欠点もある、ということで日本食+減塩+乳製品で更に良い「食」の形になることを話しました。

更にレジュメに記した「高齢者のコロナ重症化から学ぶことは?」ということから、新型コロナウイルスという耳慣れない言葉を聞くようになり3年が経とうとしています。この間、自粛生活でお家時間が長くなっているのも事実ではないでしょうか。これはフレイルに陥りやすくなり、最終的には認知機能の低下にもなり得るので、たとえ家の中でも出来る

食べ物

ことはある。

掃除洗濯、食事は自分で作る、所謂言葉は悪いが『ずぼらな生活』は一層深刻な健康状態になってしまいます。そして可能な限り人間関係の繋がりを大切にすること。

最後に、私からの提言 「怒らない・くよくよしない・よく笑う」で締めました。