1月11日  西公民館

海老名則子 会員 

暮れからお正月と慌ただしく過ごし、そんな中「あれ」「それ」で通じ、忙しさで忘れる事も当然だと思ってきました。でも「言葉」を交わすことがコロナの状況下で強く必要だと感じ、このテーマにご興味を持たれた方が多いのではないかと思います。

メモを取り、熱心にお聞きいただけました。

「年齢に因る物忘れと認知症のちがい」を比較しながら安心感と不安感が入り混じる状況の中、誰もが認知症になっても不思議ではない脳の老化症状の一つという事、そして認知症の薬(レカネマブ)の事も話しました。まだ日本では承認はされていません。でも将来的に希望が持てます。以前認知症の人を「痴呆・呆け」と呼ばれ認知症の人がいる事をひた隠しするような状況でした。しかし2004年に「認知症」という名称に変わり、2025年には65歳以上の5人に1人が認知症になると言われています。

「認知症」の症状は「老人性の鬱病」と類似点が多々有ります、その違いを知ることでその症状に合った治療法が見つかります。先ずは周囲の方が「アレッ‼」と思ったら「長谷川式認知症スケール」「高齢者総合機能評価表」を参考にし、見逃されている点、治療方針、副作用の予測、病気の経過予測などを知ることが大切。素人判断せず専門医(神経内科、精神科)を受診、そして地域包括支援センターへの相談。独りで抱え込まないようにしましょう。

先ずは自分で簡単に出来ることから始めましょう!認知症にならない為には ①食事の時は十分噛むことが大事、一噛み毎に血液が3.5cc脳へ流れる。②運動は血流が良くなり脳からの指令で手、足を動かします。 ③人との繋がりで刺激を受けるのも大切。④ストレスを少なくしましょう。