2月1日 西公民館

中村 勇 会員

このテーマに関しては先月度も投稿しているので、講演の中で補足として話した老化細胞について記述します。それは「国内におけるある大学で老化細胞を除去するワクチンを動物実験に於いて成功した」という報告があります。老化に対する研究がここまで進んでいることに、大きな期待を持ちたいところです。

先ず老化細胞とは、ということで老化細胞の話をしました。「ヒトは加齢に伴う老化により体内の中でも細胞老化が起こる。加齢やストレスによって体内に蓄積される老化細胞を人工的に除去しよう」という研究の取り組みとなるわけです。これが実用化されれば超高齢化社会を迎えた日本において加齢関連疾患を抑えられることに繋がれば将来的に大きな展望となり得ることを話し、本題のコゲとサビの話に入りました。

糖化の例としてホットケーキのコゲ(きつね色)を挙げたことは聴講者に意外なものとして伝わったようでした。糖化の中身としては、糖化現象で体内に産生される老化物質が肌トラブル・加齢による白内障・糖尿病・心疾患・アルツハイマー型認知症の発症リスクが高まるため糖化現象の怖さを伝え、酸化ではリンゴの変色を例に、体内に取り込んだ酸素の一部が活性酸素となり細胞を酸化させ、結果老化を促進させてしまう、所謂体のサビを話しました。

これら二大ストレスの予防策として、早食い・ドカ食いをしない、ベジタブルファースト・適正なカロリー摂取・抗酸化作用のある食べ物で過剰な活性酸素を排除する手助けをさせてやることを挙げ、最後に余計なストレスを持ち込まない。そのために「クヨクヨしない・怒らない・よく笑う・しっかり体を動かす」を伝え講演を締めました。