3月15日 中央ふれあい館
海老名則子 会員
花粉症状の無い人にとって「開花宣言」の言葉を聞いて外出する季節としては最高。「言葉」を交わすことで人との関わりが大切なのはコロナで我慢の状況下で強く必要だと感じ、このテーマにご興味を持たれた方が多くお越しになられたのだと思いました。メモを取り、熱心にお聞きいただけました。
「年齢に因る物忘れと認知症のちがい」を比較しながら安心感と不安感の入り混じる状況の中、誰もが認知症になっても不思議ではない脳の老化現象の一つという事、そして認知症の薬(レカネマブ)も話題に、まだ日本では承認されてはいませんが承認を待つ段階。以前認知症の人を「痴呆・呆け」と呼ばれ認知症の人がいるのを「家の恥」とでも言うように隠す状況でした。
しかし2004年に「認知症」という名称に変わり、2025年には65歳以上の高齢者は5人に1人が認知症になると言われています。
「認知症」の症状は「老人性の鬱病」と類似点が多々有ります、その違いを知ることでその症状に合った治療法が見つかります。
先ずは周囲の方が「アレッ‼」と思ったら「長谷川式認知症スケール」「高齢者総合機能評価表」を参考にし、見逃されている点、治療方針、副作用の予測、病気の経過予測などを知ることが大事。素人判断せず医療機関を受診し、そして地域包括支援センターへ相談。
でも認知症にならない為にも先ずは
①食事の時は十分噛むこと、一噛み毎に血液が3.5㏄脳へ。
②運動は血流が良くなり脳からの指令で手足を動かします。
③人との繋がりで刺激を受けるのも大切。
④ストレスを少なくしましょう。
最後に皆様と一緒に脳を刺激する体操(ゲーム)をしながら終了させていただきました。