6月2日

中央ふれあい館  「市民大学」

海老名則子 会員

唐突ではありましたが「ACP」という言葉の意味をご存知かどうか訊ねました。「ACP」とは「人生会議」という事です。心身健康な時こそ話題に出来るし、家族、周囲の方と相談出来てまとめられます。

参加された皆さんは健康だからここへお越しになれる、だから関係ないとお考えでしょうが、いずれどんな方も介護、それから死への歩みは逃れられません。だから「ACP」の言葉を頭の片隅に入れて置いていただければと思います。

「幸福」の判断は一位に健康、二位に家計、三位に家族関係、そして他へと続きます。健康はお金では買えませんので個々が自分の身体の状態に関心を持ちながら今回のテーマの通り「健やかな心身を!」と話を進めました。

テーマ①親友➡新友とは色々な方と交流し新しい友を持つことで考え方、見方の多様性が持てる。

➁健康➡健幸は字の如く健やかであれば幸せに繋がり、余力の保持する自分がお世話する側になれる。

③ベスト➡ベターとは人は歳を重ねていくにつれ仕事が半分位で終り、嘆いてしまいがち。「残存能力」を活かして出来る事なら「道具」を使いながらやり続ける事で「ドーパミン」という目標達成の「幸せホルモン」が出ます。

加齢で減少していく免疫の働きもアップします。私達は当然の様に「口」に入れる食物で「身体」が出来、「耳」に入れる言葉で「心」が出来ると言います。健やかな人生は心身共にあってこそ当然。

最澄が言葉を残されたように「忘己利他」を心に抱き色々な判断、認識を自分の出来る範囲内で心がけ、お金だけでなく気遣いを見直すのが今日のテーマ「毎日健やかな心身を!」に繋がることだと思います。