6月15日 芝公民館

小牟田健治 会員

日本人の平均寿命、健康寿命は共に世界一となっています。平均寿命と健康寿命の差(男性約9年、女性約12年)つまり、自立した生活ができない期間の差をなくすことが健康寿命の延伸につながります。健康寿命をのばす7つのポイントについて解説しました。

1.食生活の見直し(栄養バランスを考えた食事)、特に筋肉量減少を防ぐたんぱく質を摂ること、また、2.高齢にともなうフレイル(虚弱)予防として腰割運動や片足立ち、骨を丈夫にするかかと落し、効果的なインターバルウオーキングなどを紹介。

3.生活習慣病では特に高血圧症、肥満、糖尿病の予防に心がけること、

4.定期的な健康診査・歯科検診の大切さ、

5.転倒による骨折は寝たきりにつながることから安全な生活環境を整える、東京消防庁の統計では転倒が多いのは寝室であるという例を紹介、

6.起きる時間を一定にすることで体内時計をリセットすることで自律神経のバランスが整えられる。

7.ストレスは血管を縮め、血行を悪くするため、ストレス解消のための趣味やサークル活動への参加を薦めました。

最期に健康寿命をのばすシニアの5つの生き方を紹介しました。

1.新しいことに挑戦しよう。新しい事を始める人は老いない、常に若々しい。

2.今が大事。シニアに“いつか”“きっと”はやってこない、やりたい事を後のばしにしない、今を楽しめない人は将来も楽しめない。

3.体を動かす。体が動くうちは生命は維持します。

4.笑顔はお金もかからない副作用もない特効薬

5.思いやる心があれば、認知症にならない。