6月16日

中央ふれあい館 「市民大学」

中村 勇 会員

ストレスについての講演をする中で、今回は人間関係に於けるストレスには必ずそのキッカケがあるはず、という事で話を進めました。

そのキッカケとは、相手に対するイライラ感が一つに挙げられましょう。

相手がやっていることに対して「自分ならこうする。自分はこう生きてきた。こういう経験をしている。だからそういう時、自分ならこうするはず、なのに相手はそうじゃない・・・、なんでだよっ」(なんで)には必ず裏があるという事。

要するに相手と自分の考え方の基準の差、となりましょう。相手は自分とはちょっと違った経験をしているのだ、相手とは考え方の基準が違うのだと相手の心に寄り添った余裕を持てれば人間関係も良好になり、ストレスも溜めにくくなるのではないでしょうか。

従って相手が言ったことに対し納得が出来ず、ついつい感情的な表現になってしまう表現「はあ~っ?」(表現として、感情的な表情で聴講者に表現してみました。皆さんも納得するように笑みを浮かべて頷いてくれたようです)この言葉を言った瞬間その人との人間関係は終わってしまうかもしれません。絶対に口に出してはいけない表現ですね。

とは言え自分というものが中心となってしまい、物事の捉え方が難しくなってしまう局面が生じることも当然でありましょう。

そんな時の人間関係に於けるストレス軽減法として役に立つのではないか、という事で「認知・対話・調整」を話し、また最終的にはじぶんをストレスから守るためとして「ストレス解消法」を持つことも大切である、という事で聴講者に自分なりのストレス解消法としてどんなことを実施しているかを聞き、ストレスの講演の最後にいつも聴講者に実施して頂いている「セルフハグ」をやって頂き講演を締めました。