7月21日 下落合コミュニティセンター

海老名則子 会員

暑い中男性の聴講者が目立ち、それだけ社会の変化を感じました。

「認知」を辞書で調べると事象について知ること、知識を持つ事とあります。脳科学では脳に入る情報を分析処理する事だと。

今では「認知症」は誰もがなりうるもので、「認知症」への理解を深め、もしそうなっても希望を持って日常生活を過ごせる❝共生❞の社会を創っていくことが大切だと言われています。

以前は「認知」という言葉ではなく「痴呆」「呆け」という言葉でした。2004年から「認知」と呼び名が変わり、65歳以上の方が2025年には700万人になり5人に1人の割合で認知症になると言われています。加齢に因る物忘れと認知症の物忘れの特徴を表で対比し説明。

この6月には認知症基本法も成立され、「オレンジ・ランプ」という映画も公開されました。つまり国民全体が認知症の方と共に尊厳を保持し、希望を持って暮らすことが出来るように「共生」のあり方を考えましょうとの表われだと思います。

先ずは自分たちの健康長寿を維持する為にも

①運動行い足腰を鍛え転倒しないように!

②塩分、糖分、動物性脂質を控えて生活習慣病の発見と治療の努力

③深酒、喫煙をやめる④興味と好奇心を持ち、人との繋がりを大切にしましょう。

そして人生老いても「5しょく」が大事と言われています。

「食、飾、属、職、色」とは食べて、小綺麗に、サークルに所属、家事、人の為に役立つ仕事をする、そして最後に色気を失わないようにする心を忘れないことが、健康長寿への道ではないかと話をさせていただきました。