8月2日 西公民館

藤本美枝 会員

温活とは、体温を適正な温度まで上げること、そして適正な体温を維持する活動のことを言います。

適正体温とは36.5℃~37℃です。1957年の調査では日本人の平均体温は36.89℃と適正でしたが、現代では36℃前半と言われています。体が冷えると中心部分の温度をこれ以上下げないように血管が収縮し、血流が悪くなります。その結果代謝が悪くなり、自律神経も乱れ、老廃物も蓄積されます。また免疫細胞も滞り、後々重大な病気の要因にもなりますので、まずは36.5℃まで平熱を上げることを目指しましょう。

冷えの原因は様々ありますが、運動不足やエアコンなどの住環境の変化、また冷たいものを食べたり飲んだりする機会が多いことなどで冷えてきます。夏は特に冷えやすい環境で生活していることになりますので、注意が必要です。

そこで、体を中からと外から温めるポイントをお伝えします。

中から温めるポイント①、体を動かす。暑いため今は外での運動は控えて頂きたいですが、冷房の効いた屋内で体を動かしましょう。

ポイント②、食事で体を温める。まずはバランス良く色んな食材を食べて下さい。その上で、温かいものを食べる、発酵食品を摂る、体を温める食材を選ぶなどを意識してみてください。

ポイント③、リラックスする。ストレスを感じる時間を短くしましょう。

そして体を外から温めるポイント①、適切にエアコンを使う。湿度も測れる温度計を使い、快適な温度と湿度のバランスにしましょう。

ポイント②、衣服で体を保温する。温めると効果的な場所は、首と付く場所、お腹、腰です。ストールやカーディガン、腹巻きなどで常に体温調節できる準備をしておきましょう。

ポイント③、ゆっくり湯船に浸かる。湯船に浸かることでリラックスできますし、スムーズに眠りにつくことができます。

出来ることからコツコツと行い、平熱を上げて猛暑にも負けない体を作りましょう。