8月15日 戸塚西公民館
中村 勇 会員
ストレスの中で人間関係が最も身近に存在する厄介なものであるなら、それらの大部分は自分でコントロールができるものだと認識することも大切ではないか。そのためには何が必要かを考えてみる。
すなわち、そのストレスに根拠はあるのか。人との対話は取れているか。自分の感情に気付いているか。これらを冷静に自分の中で捉えてみる。そんなことを聴講者に問いかけ話を進めました。
我々が日常生活の中で人間関係に於いてストレスと感じるとき、必ずその切っ掛けとなるものがあるはずで、それは相手に対するイライラ感となりましょう。相手の言ったことに対し、「自分ならこう思う」「自分はこういう経験をしている」「自分ならそういう時はこうするはず。だのに相手はそうではない。なんでだよ!」(なんで)という考えになってしまう。
相手は自分とはちょっと違う経験をしているのだと、相手の気持ちに寄り添う余裕があればイライラ感も軽減され、結果としてストレスを溜めにくくなるのではないでしょうか。
そんな場面で役に立つと思われるストレス軽減法として「認知・対話・調整」の手法を話し、最終的にはストレスの捉え方として、物事をポジティブに考え、人とのおしゃべりを楽しみ、よく笑う。そんなことを念頭に「自分に合ったストレス発散法を見出しましょう」ということで話を締めました。
講演後、聴講者の一人に話かけられました。その方は「何事も明るく、良い事しか考えないようにしている」ということでしたので、「私もお母さんのような考えを実践している人にあやかりたい」と、冗談交じりに一時楽しい時間が持てました。