8月17日 芝公民館

上原道康 会員

レジメは①医学博士と「アンケートの結果8割が納得」という情報の読み方。②「高齢者と腹八分」について ③「牛乳はカルシウムが多い」という情報についての読み方です。

  • 医学博士が必ず医師とは限らないこと。論分(作文)提出と金銭を払い込むこと

によって、医学博士という肩書を手に入れることが可能なビジネスがあることを聴いていただきました。また、8割が納得しているからと言っても、回収率が何%あったかが分からないので鵜吞みにしてはだめです!注意しないといけません!と注意喚起を促しました。

  • 腹八分健康説」が広まった時代背景を説明。「朝夕」を「ちょうせき」という読み方

とその時の意味や「1日3食」が定着した時代背景などを説明。高齢者という世代が「腹八分」を実践すると、低栄養になるケースが考えられ、それは結果として認知症へと進む可能性あり、という東京都健康長寿医療センター研究所グループ発表の記事を参考回覧しました。高齢者は、十分食事を楽しみながら、加えて午前・午後のおやつタイムに牛乳などを摂ることが大切という趣旨の話を聞いてもらいました。

  • 「牛乳はカルシウムが多い」とは、何に比べて多いと思いますか?という質問を投げかけ

「母乳と比べているのではないでしょうか」という自説を聴いていただきました。

締めとして「いなかもち」という標語の意味を解説。朝から夜寝るまで飛び込んでくる数多の情報を、信用できる情報か否かについてどう対応すべきかを説明して35分講演を終えました。