10月4日 西公民館

岡 章次 会員

「カウチポテト」について、公民館のステージで、コンビニで購入した袋入りポテトをもって実際にやってお見せしました。「カウチ」は長椅子・寝椅子のこと、ポテトはじゃがいもです。アメリカで生まれた俗語ですが、長椅子等で横になって、テレビやビデオを見て自分一人閉じこもり精神的安らぎを求めるライフスタイルのことです。

人は身体をよく動かして生活していた昔の人と変わらず、日常生活で身体を動かすことの大切さをお話しました。人の身体活動には、運動(ウォーキング・サイクリング・テニス・ラジオ体操など)と生活活動(労働・通勤・家事・犬の散歩・買物・家庭菜園など)とがありますが、生活活動のウェイトが圧倒的に大きい。ちょっと運動したからといって、他の生活活動が「カウチポテト」生活になると、肥満・筋肉や骨量減少・血流の悪化等になり、それから来る様々な身体の不調・疾患の発症にもなることをお伝えしました。長椅子でなくても、通常の椅子でも同じで、「カウチポテト」にならないよう、「じっとしている時間」を少なくする日常生活をおくって頂くようお願いしました。ただ、無理をすることは禁物で、自分に合った日常生活が大切です。

最後に、手軽に身体を動かすことを全員で行いました。窓ふき、洗濯板での洗濯、雑巾絞り、餅つき、綱引き、船漕ぎ、貧乏ゆすりなど。これらは一人でもできます。貧乏ゆすりは、「貧乏」を招くことはなく、「健康」を招くということで、お医者さんも推奨しているもので、座っていても手軽にできますので、ぜひ、やってみてほしいと思います。