「感じる」と「考える」

   ~指遊びで脳を活性化する~】

12月6日 西公民館

小林生央 会員 

1  皆さん、考えるのは頭ですね。では、どこで感じますか?見る、聴く、嗅ぐ、味わう、触る。五感は体の表面にある感覚器官です。内臓でも感じますね。胃がキリキリしたり、心臓がどきどきしたり。ほかにも感じる場所があります。筋肉です。体を動かすときには伸びる筋肉と縮む筋肉があります。筋肉がどれだけ縮んだか、伸びたかを感じる部分が筋肉のあちらこちらにあります。手には5万個もの受容器という感覚器官があるといわれます。それらの感覚器官がしっかり感じているので、手の指が細かい動きをすることができます。細かな感覚器官が脳とやりとりして細かな指の動きを実現しています。指の動きが脳の活性化と深くつながっているということでもあります。

2 今日は、わらべうたで指遊びをしましょう。ながら運動が脳の活性化に役立つと言われます。指を動かすことで指の筋肉が感じていること、そして脳とやり取りができていることを感じながらこの指遊びを行うと脳の活性化にさらに役立つに違いありません。

(1)子どもと子どもが喧嘩して/薬屋さんが止めたけど/なかなかなかなか止まらない/人たちゃ笑う/親たちゃ怒る/ブー

(2)いわしのひらき/しおふいてパッ/それ/ずんずんちゃっちゃずんずんちゃっちゃ/ずんずんちゃっちゃほっ/(にしん)(さんま)(しゃけ)(くじら)

3 身体の感覚をすべて使って感じると脳も働き若返りへ結びつきます。楽しむ喜ぶ感動するとその時の記憶が体に刻み込まれます。気持ちが喜んでいるのに表情がこわい人はいません。気持ち、表情、動作は一致させるのが健全な状態です。幸せなら手をたたこうです。運動選手の場合は、やる気になる動作があります。野球選手のバッターボックスに入る動作。ラグビー選手のゴールキックの直前の動作。相撲力士の四股など。私たちも健康な時のことをおぼえておく身体の動作を決めておいて、その動作をすることで健康な状態を取り戻す。そんな動作をひとりひとりが持てたら最高ですね。