【脳活エクササイズ シナプソロジー】

12月6日 西公民館

山下義尚 会員

皆さんはシナプソロジーという言葉を聞いたことがありますか。シナプソロジーは、神経細胞が情報を伝達する部分シナプスと、何々学を意味するロジーを組み合わせた造語です。脳を活性化するメソッドとして開発されました。

人が五感で得られた情報を、記憶したり、感じたり判断したり、行動を起こすための一連の脳の機能のことを認知機能と呼びます。認知機能が向上すると、仕事や学習の向上が認められ、健康寿命の延伸も期待できます。逆に認知機能が低下すると、日常生活の中でミスが増たり、生活の質自体の低下も考えられます。日常生活に支障をきたすほど認知機能が低下した状態を認知症と呼びます。

認知症を発症する病気アルツハイマー病の薬が承認されたなど、最近認知症に関する話題をよく耳にします。薬は承認されましたが、高額なうえ早期のアルツハイマー病に対するもので、それを検査するのも高額と聞きます。まだまだ、一般的に使用される薬ではなさそうです。

認知症の予防を心がけることこれが大切になりそうです。糖尿病や高血圧、睡眠不足や運動不足、肥満などが認知症のリスクを高めるとの発表もあります。生活習慣病の予防のためにも、バランスの取れた食事、良質な睡眠、適度の運動習慣が必要ではないでしょうか。さらに、脳は新しい刺激に対応しようとするときに活性化すると言われています。この新しい刺激に対応する際、最初はうまくいきません。逆にそのうまくいっていない状態こそ、脳が活性化している状態だと言えます。認知症予防には、生活習慣病予防に加え、新しい刺激を取り入れることも必要な要素と言えるのではと考えます。その状態を作り上げるために開発されたのが、シナプソロジーです。早速体験してみましょう。