1月17日 中央ふれあい館

       岡 章次 会員

この日は1995年阪神淡路大震災が発生した日で、それを契機に1月17日を「防災・ボランティアの日」に制定されました。阪神淡路大震災、東日本大震災、阿蘇地震等の災害でお亡くなりになる方は高齢者が多くなっています。消防白書で令和4年の火災時にお亡くなりになられた人数と原因等が報告されていますが、火災でも犠牲者は高齢者が多いです。災害により犠牲になられる要因には様々ありますが、傾向として逃げ遅れが大きい要因です。

元旦に発生した能登半島地震で、珠洲市のある地域でのお話ですが、そこでは東日本大震災を教訓に毎年、避難訓練をされ、それが今回活かされ、全員が避難し助かったという報道がされていました。日頃の訓練に加え、足腰がきちんと動かせ健康であることの大切さをお話しました。

足腰がきちんと動かせるには、筋肉量を減らさないように、筋肉は何歳になっても作れます、そのためにはたんぱく質をちゃんと摂って頂くことを強調させて頂きました。

たんぱく質の摂り方として、朝昼晩、必須アミノ酸がバランス良く含まれている魚・肉・卵・大豆製品・乳製品等を意識して摂られるようお話しました。一日のうち一度にたんぱく質を摂れば良いというものでなく、できるだけ均等に朝昼晩摂取されることをお勧めしました。

たんぱく質は筋肉のみならず、皮膚・骨・血液・毛髪・爪・内臓、そして免疫に関係する抗体・酵素・ホルモン・神経伝達物質等体を作る上でとても大切な栄養素です、というお話をして講演を終えました。